アオのお気に入り絵本(2歳3ヶ月)
うちの子供たちは残念ながら絵本はあまり読みません。
タロに至っては「絵本はあまり好きじゃない」と公言しています。(私の予測では、字がみっちり書いてあるような本の方が好きになるような気がします…)
アオは「読んであげようか」と持ち掛けると、最近、読んで欲しい本をチョイスするようになりました。
アオはまだ2歳。
福音館書店こどものともには『えほんのいりぐち』という2歳児向けの月刊絵本があります。
(『えほんのいりぐち』は幼稚園を通してしか申込みできませんが、他の『こどものとも』シリーズはこちらから購読できます↓)
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ということは、一般的に2歳ぐらいから絵本への興味が湧いてくる、ということなのではないでしょうか。
読書は私も大好きなので、アオは本好きになったら良いなぁとの願いも込めつつ、良い「いりぐち」を私が用意しておこうと思います。
一応、今のアオがそこそこ読んでいる絵本の記録を。
▼『おしくら・まんじゅう』かがくいひろし
私、かがくいひろしさんのちょっとシュールな世界が大好きで。
その中でも群を抜いて大好きなこの絵本を、タロが1歳の時に購入しました。
「おしくらまんじゅう」と言えば、寒いときに友達数人が集まって暖を取る定番の遊びですが、この絵本では「本当の」まんじゅうが色々なものをギューギュー押しちゃいます。
その結果…押されたものが泣いちゃったり、跳ねたり、くっついたり…。
同じリズムが繰り返されてオチがつく、という構成は同作家の『だるまさん』シリーズと同じですね。アオくらいの月齢の子には分かりやすく親しみやすい構成なんだと思います。
そして、アオはやっと、このオチのクスッと笑える楽しさに気付いたようなのです。
そんなわけで、最近お気に入りなのでした。
メロディー(おしくらまんじゅうの歌)に乗って話が進む、というのも歌好きのアオには気に入りポイントなのかな。
ちなみに私のツボはここ↓。まんじゅうの口に注目!
ちゃんと、左のまんじゅうが「まん」、右のまんじゅうが「じゅう」って言っている口の形になっているのです。
▼『くっついた』三浦太郎
これは、赤ちゃんから楽しめる、とっても可愛いふれあいの絵本。
金魚やアヒルやゾウがくっつきます。そして最後はお母さんと「わたし」とお父さんも…♪
お話もシンプルですが、三浦太郎さんの絵もシンプルで、小さい子でも見やすいとっつきやすいと思います。
アオとも随所で「くっついた♡」しながら読んでいます。とても嬉しそうです。
最後に出てくるのが「お父さん」「お母さん」「わたし」の3人なので、お兄ちゃん大好きなアオは勝手に「お兄ちゃんもくっついた♡」と付け加えているところが可愛い!
三浦太郎さんの『くっついた』はシリーズになっています。2作目の『なーらんだ』も同じくシンプル設計で、アオくらいの年齢の子には楽しい絵本でした。
(3作目『わたしの』は読んだことが無いのですが…今度機会があれば読んでみます。)
▼『りんごがころん』中川ひろたか
最後は、うちには無いのですが、アオが児童館に遊びに行ったときに必ず読む絵本。
りんごが…ころんと転がり、かさが…パッと開き、…。身の回りの色々なものが写真で出てきます。
これまたシンプルで特にオチも無いお話ですが、アオは何度も読んで欲しいと言ってきます。
写真というのがまた物珍しいのでしょうね。アオには紙の中に本物があるように見えているのかもしれません。
ブログに書くために作者を調べたのですが、中川ひろたかさんだったのですね!絵じゃないので分かりませんでした…。
そして思い出したのが、お兄ちゃんが3歳頃に図書館で借りてハマった写真の絵本があったこと。あれも中川ひろたかさんだったはず…!
これです!これ!
身の回りのまるいものが写真で出てくる、シンプルな絵本です。2歳くらいでも楽しめるかと思います。
中川ひろたかさんの描く絵本はどれも温かくて好きなので、アオがもう少し大きくなったらこの方の本を色々読んであげたいな~。
紹介しだしたらキリが無いのですが、アオくらいの年齢なら『あっぷっぷ』、
タロくらいの年齢(5歳)なら、『おおきくなるっていうことは』とかオススメです。
「おおきくなるっていうことは、ちいさいこにやさしくできること」なんですって!
そっか、自分が大きくなればなるほど、自分より小さい子が増えるということですもんね。
妙に納得してしまった、そしてほんわか優しい気持ちになった絵本です。